Seven Cycles - XX Grade


※価格はすべて税抜表記です

What is XX?

XXグレードは、フレームのあらゆる部分について「完璧」を追求した最上に位置するグレードです。

セブンサイクルズは、フレームの各箇所から向上が見込める潜在要素をコストを度外視して全て洗い出すところから始め、それらの費用対効果を計り、選別し、本当にリーズナブルな9つのカスタマイズをオプションとして統合し、一つのパッケージとしました。

自転車の業界ではこの数十年もの間、その販売戦略として「軽さ」を売りに利用してきましたが、裏腹にフレームは毎年のように重量増を繰り返してきました。コンポーネントの進化はディスクブレーキ、スルーアクスル、テーパードコラムフォーク、ワイドタイヤ等、要求される仕様はバイクの重量を増やしてきたのです。

XXグレードのバイクでは、フレームの隅々まで再考し直し、過去10年間に業界が「改善」した箇所のリストに隠れている贅肉を削ぎ落とします。セブンの数千台に及ぶ製造実績ならではの適切なノウハウとデザインに基づき、耐久試験を確実に通過した新しいビルドテクニックの全てがXXバイクに適用されます。

XXバイクが得るアドバンテージは、その性能や耐久性を犠牲にすることなく、SLグレードより更に113 g 〜 311g軽いフレームに組み上げることができます。この究極ともいえるカスタム フレームをどう具現するか、セブンは各箇所の重量をグラム単位で考えました。オンスではなく、グラムでです。

以下がそれを実現する8つのデザインとなります。

1. Asymmetric Fastback Dropouts

反ドライブ側はスタンダードのフラットマウント ドロップアウトを用いますが、ドライブ側には非対称設計のスルーアクスル ドロップアウトを組み合わせることで、約60グラムの軽量化を実現します。

反ドライブ側のドロップアウトはブレーキキャリパーの台座がありますので、アクスルの中心からブレーキローターの端までの長さ、つまり約10cmの長さが必要です。これは非常に長いドロップアウトであり、同じ長さのチューブと比較してはるかに重たいのです。一方ドライブ側はと言えば、ドロップアウトはアクスルから4センチもあれば事足ります。こうして非対称に設計されたドロップアウトは軽量なだけでなく、剛性も高くなります。(セブンのドロップアウトは業界内で最高の剛性を誇ります)

2. Asymmetric Chain Stay

アシンメトリック チェーンステーは約6グラムの軽量化となり、同時にドライブトレインの剛性を高めます。

ドロップアウトは本来左右独立した設計のチェーンステーが必要ですから、ドライブ側、非ドライブ側のそれぞれにチェーンリング、タイヤ、クランクといったパーツへのクリアランスを適切に設計することで、その性能を限界まで引き上げることができます。この非対称設計による恩恵は、数グラムの軽量化はむしろおまけと言っていいほど、大きな高剛性化を実現します。

3. Modified BB Shell

さらに突き詰めたBBシェルへの切削加工によって約14 gを軽量化します。これによるフレームへの悪影響はありません。

セブンではBBシェルへの切削加工/スレッド立てを溶接後に行います。これにより、真に歪みのないプラットフォームが出来上がるわけですが、このCNC切削工程において通常より高度な処理を施すことで、耐久性や剛性を損なうことなく余計な質量を削ぎ落とします。

4. Modified Breather Hole

フレームを構成する全てのチュービングには溶接の際に必要な不活性ガスを通すためのブリーザーホールと呼ばれる穴が空いています。この穴を耐久性や剛性を損なわない範囲で、最大限に拡張し、約12 gの軽量化を達成します。外から見ることができない箇所ですが、手を抜きません。

5. XX Tube Butting

チューブへのバテッド加工によって30〜45 gほどの軽量化となります。

セブンでは新しいバテッド加工のシステムを導入し、洗練を繰り返してきた独自のバテッド加工よりも更に平均して40 gほど軽くできるようになりました。
もちろんこの加工はフレームの種類、目的、ライダーからのインプットや身体のスペック等に基づいて最適化されて施されます。

6. Tube Profile

フレームを構成するチューブのセレクションとそれらのプロファイル(直径や肉厚等)をアレンジすることで30〜60 gの軽量化を達成します。

Xシリーズへのアップグレードでは、セブン独自のアプローチで米国製チタンチュービングの真の実力を最大限に引き出します。

7. Flat Mount Brake Adaptor

セブンオリジナルのフラットマウントブレーキアダプターを更に削り込み、制動力やレスポンスを損なわずに約13 gを軽量化します。

8. Compact Frame Design

わずかにコンパクトなフレームデザインにすることで、約18 gの軽量化を実現します。

トップチューブのスローピングをセブンのスタンダードな設計より約2度大きくします。これにより剛性は高くなり、その分の各所の余分を削り込むことができるのです。

Thinking More Deeply About Weight

フレーム(またはコンポーネント)の軽量化がバイクに及ぼす影響は3つあります。

1. パフォーマンスが向上します。
より軽ければ、よく加速しよく止まり、コントロールも楽になります。ステアリング操作で曲がるのではなく、体で曲がりやすくなります。

2. 軽量化によってしなやかさを高めることができます。
しなやかであることが優れた点であることもありますが、多くの場合は悪い点とみなされます。例えば、黎明期のチタンバイクはその素材特性が故に「柔らかすぎる」と評価されました。特に横方向の剛性が足りないバイクに対する評価はネガティブです。一方、縦方向にしなやかなバイクはトラクションと追従性の点において優れた特性を見せ、あらゆるパフォーマンスレベルのライダーはその衝撃吸収性能としなやかなで快適な乗り心地を高く評価します。

3. 一般的には、軽量化は製品の寿命を縮める行為とされています。
確かに軽さを第一に考えたような製品は保証問題を多く発生させるでしょう。
全てのセブンのフレームには生涯保証が付いています。これはセブンが耐用年数を縮めるような軽量化を行っていないことも意味していると言えます。歴史的に見て、セブンのバイクが市場で最軽量だったことが無い理由にもこうした背景があります。セブンサイクルズは、耐久性や安全性を下げるような軽量化には興味がありません。

軽さを追い求めると、バイクには上記3つの影響があります。

XXグレードを形にするにあたってセブンでは、上記の1と2に見る長所をうまく取り入れながら、耐久性や製品寿命についての課題を慎重に回避しました。その設計の根幹にある目標とは、フレームの剛性や性能を犠牲にすることなく軽量化を達成することであり、長年に渡って培われてきたバテッド加工技術を駆使し、ライダーの求める「最高」により高いレベルで応えるものなのです。
(※XXバイクは、キャリア/ラックの搭載ができません。また、超高剛性のドライブトレイン(剛性評価スケールで9または10)を必要とするライダーにも推奨されません)