SIMWORKS Stainless Outer Cable "CRISPER" for Shift - 3m
SimWorksが日泉ケーブルと共同開発した新型アウターケーブル「CRISPER / クリスパー」は、従来のステンレスアウターの信頼性をベースに、より繊細な操作感と高精度な変速・制動性能を求めるユーザーのための選択肢として誕生したモデルです。
近年の11-13速ドライブトレインやメカニカルディスクブレーキでは、インナーワイヤーとアウターケーブルの精密さが操作感に直結します。CRISPERでは、内側コイルの厚みを増し、巻きの間隔を狭めることで「ストローク・ロス(圧縮による操作ロス)」を抑制。これにより、レバーの動きがより正確に伝わり、シビアなシフト調整もスムーズに。ブレーキング時のレバータッチもシャープに変化します。
電動変速や油圧ブレーキが主流となる中でも、メカニカルタイプのシステムを愛するライダーのために、SimWorksは“指先で感じる操作感と、心地よいライドフィーリング”を大切にしています。CRISPERは、従来品の上位互換ではなく、より高い要求に応えるための「洗練された選択肢」として位置づけられています。
一般的に鉄製で生産されているアウターケーブルのコイル線を、日泉ケーブルではステンレス製にすることでサビに強く、被膜を透明色のコーティングで仕上げているのが特徴です。 コイル内側にポリエチレン製インナーライナーが入っておりレバーの引きが軽くなっています。シフト用は外径4mmで、インナーワイヤーは1.2mmに対応しています。
フルアウター設計のフレームや、バッグ・ラックなどのギアとの干渉を避けるためのケーブル取り回しの多様化を考え、SimWorksでは一般的な2m仕様ではなく、全長3m仕様を採用。組付けの際にケーブルの長さが足りなくなる心配がほとんどありません。
[アウターケーブルの性能を正しく引き出す取り付け方法]
- 取り付けの前に半日から1日、アウターケーブルを真っ直ぐな状態にして放置して、初期縮みを取ってから使用する。
- 切断にはアウターカットガイドや高精度なワイヤーカッター使用する。
- 切断後は被覆とコイルのバリ除去やライナーチューブの穴あけを行う。
- インナーケーブルにはフッ素系オイルもしくはシリコン系オイルを添付。
[SPEC]
長さ : | 3m |
外径 : | 4mm |
対応インナーワイヤー径 : | 1.2 mm |
素材 : | コイル / ステンレス インナーライナー / ポリエチレン |
内容物 : | アウターケーブル x1本 樹脂製アウターキャップ x4個 |
※こちらのシフト用アウターケーブルは通常のコンジッドタイプ(縦に真っ直ぐ素線が並んだタイプ)とは異なり、コイル状の構造となっています。